セレックベーシックセミナー受講☆セラミック修復の利点について
こんにちは、神保町タワー歯科・矯正歯科の越智です。
先日の日曜日、セレックベーシックセミナーに行って参りました。
セレックを販売しているメーカー、シロナという会社のセミナールームへ行ってきました。
住所でいうと銀座にあるのですが。
日本テレビの汐留があるビルの道路を挟んで向かい側の立派なビルでありました。
いかにも『大都会東京』という街並みです。
セレックの光学スキャンや、3Dでのデジタルセラミック設計の画面をみると、『最新の歯科技術!!』という感じがするのですが。
セレックは実は20年以上も前からあるシステムであるといことを学びました。
セレックセラミック修復の長期経過症例も見せていただきました。
セレックに関する研究結果も豊富で、とても信頼性の高いシステムであるということを学びました。
セレックセラミック修復で最も重要なポイントが『接着』の技術です。
従来、銀の修復物は、歯と接着しないため、セメントを用いて合着するのですが。
熱膨張・熱収縮を繰り返し、湿度の高いお口の中では、セメントが劣化し、微小な隙間から虫歯になり、銀歯を外すと虫歯になっていた、ということはよくありますが。
セラミック修復の場合は、歯とセラミックを接着させることで、再び虫歯になりにくいという特性があります。
セレックシステムの利点についてまとめると・・・
・審美的である
・最小限の侵襲
・トラブルが少ない
・豊富なエビデンス
・容易な操作
・即日修復が可能
・経済的
欠点があるとすれば・・・
・保険適応外である
・割れることもある
・全顎的な治療等、適応でない症例もある
ただ、割れることもある、という欠点については、利点とも考えられると思います。
銀歯は割れませんが、咬む力によるストレスはすべて、銀を支える歯や周りの骨に掛かります。
その結果。根が割れたり、歯を支える骨が減ったりすることがあります。
セレックセラミックブロックは歯と同じ固さなので、歯が割れるような力が掛かると、割れます。
セレックに用いることの出来るブロックはとても多くの種類があります。
メタルのように固いものや、柔らかい材料を混ぜ、しなるようなブロックもあります。
それぞれのブロックの材料の特性を十分理解し、使い分けるように、とのことでした。
今後も研鑽を積み、より高い技術の歯科治療を提供できるよう努めて参りたいと思います。
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