毎日歯ブラシをしているのになぜ虫歯になるのか!!?虫歯に関する豆知識☆

神保町タワー歯科の歯医者の越智です。

 

患者さまからの良くある質問の一つに、『ちゃんと歯ブラシをしているのになぜ虫歯になるのか!?』という質問があります。

 

虫歯になる方にはいろいろなパターンがあります。

①あきらかにきちんと歯ブラシができていない方

→こういった方は、上記のような質問はされません。まずは、きちんとした歯ブラシの方法をお伝えして、口腔内を清潔にすることは気持ちのいいことであることを知って頂くようにします。

 

②歯の表面が綺麗にみがけていらっしゃるけど、フロス(糸ようじ)をほぼ使わない方

→フロス(糸ようじ)を使用しなければ清潔に保てない領域がございます。

こういった方は、歯と歯の間が虫歯になりやすいです。

週に1回でもよいのでフロスを使うように心掛けましょう。

 

③甘いものをだらだら食べる習慣のかるかた

飴、ガム、キャラメル、チョコレートをだらだら食べている方は、真面目に歯ブラシをしていても、歯と歯ぐきの間あたりや、噛む面の溝が虫歯になりやすいです。

 

④おかしは食べないけど・・・・缶コーヒー、ジュースのだらだら飲み

糖分の入った飲料をだらだら飲むのも良くありません。

歯と歯ぐきの間あたりに虫歯ができやすいです。

 

虫歯は、4つの要素が大きく関与しています。

①虫歯菌 ②食事の習慣(特に糖)③ご自身の歯を守る力 ④時間

 

①虫歯菌を極力減らすには、歯ブラシを頑張ることです。

口腔内常在菌は、幼少の頃に決まるため、幼少の頃の細菌感染を少しでも抑えることが実は重要です。赤ちゃんの口腔内は無菌状態ですが、必ず何かしらの菌には罹患します。

②糖や、炭水化物の摂取がなければ、極論虫歯にはなりません。

もちろん摂取することは大切なのですが、問題はその頻度かと思います。

シュガーレスの飴や、ガムは大丈夫です。

③歯の表面の質や、フッ素塗布の有無、また、エナメル質という硬いバリアがない部分(根面)などは虫歯になりやすかったり、歯の噛む面の溝も虫歯になりやすいです。

また、唾液量が少ない方も虫歯になりやすいです。

 

④飴をなめて洗口、または歯ブラシをするまでの時間が長ければ長いほうがよくありません。 食事、間食の度に歯ブラシをするのは大変かと思いますが。せめて洗口だけでも行うと良いと思います。

また、歯と歯の間の汚れが、ある場所に長い間停滞し続けてもよくありません。

 

長くなりましたが・・・

 

歯のエナメル質というのは体の中で一番硬い組織です。

そのエナメル質を溶かす、となると、よっぽどのことがないと溶けません。

 

そのよっぽどのこと が、『慢性的な汚れと、慢性的な糖摂取』だと思います。

 

飴、ガム、コーヒー、ジュースのだらだら飲みを止め、寝る前に一度でいいのでしっかり歯ブラシをすることで、虫歯は避けられるように思います。

毎日の歯ブラシと定期検診受診で、虫歯から歯を守りましょう。

 

神保町タワー歯科で虫歯の治療も無痛治療を実地しております。無痛治療についてはこちら。

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