2025年問題にむけて☆高齢社会における歯科の役割とは?

こんにちは、神保町タワー歯科・矯正歯科の越智です。

 

私事ですが、母校であります、九州歯科大学関東地区連合同窓会という組織の学術委員を行っております。

 

その学術委員のもっとも大きな仕事として、年に1回の学術講演の開催、といものがあるのですが。

つい先日、東京国際フォーラムにて100名を越える方々が集まり、盛大に行われました。

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今回のテーマは『地域包括ケアシステムの構築にむけて』というものでした。

 

言葉にすると難しい内容ですが。簡単にいうと、今後65歳以上の高齢者が3人に1人、75歳以上の後期高齢者が5人に1人となり、生産人口も減少すると予想される2025年問題に対して、我々歯科医療従事者はどのような準備が必要か、というテーマです。

 

地域の歯科医院は、地域の医者・看護師・介護士・リハビリの先生方、ケアマネージャー等々と密に連携をとり、一人の患者さまに対して包括したサービスを提供できるようにすることが大切です。

 

これらの問題にたいして、全国の各地域で、統一したシステムは構築されておりません。

現在すでの密に連携の取れている市町村のモデルから、今後の医療連携の在り方について学びました。

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また、各論として、要介護者への入れ歯の調整や、新製の実際も学びました。

大学の大先輩である河原英雄先生の講演を聴き、早速、先生の執筆されている本を購入致しました。

 

高齢者にとって、食事を楽しむ、というのはとても大切な要素になると思います。

入れ歯は噛めないものだ、とあきらめておられる方が、涙を流して喜んでおられた症例には感銘を受けました。

 

我々も、患者さまが生涯ご自身の歯でおいしく食事が出来るよう最大限サポートできる歯科医院であれるよう研鑽を積みたいと思います。

 

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