審美歯科とは!?☆千代田区・神保町タワー歯科での8つの審美歯科症例をご紹介
こんにちは、千代田区・神保町タワー歯科の越智です。
皆さま、審美歯科と耳にすることがあると思いますが、審美歯科とはどういうことでしょうか?
症例① セラミック治療&矯正治療
審美歯科とは、見た目を綺麗にするという意味合いが強いようですが。
見た目に関しては、人それぞれの価値観によって、綺麗かどうか左右される要素も大きいように思えます。
つまり、ご本人が気にされていなければ治療介入の必要もない場合もあります。たとえば・・・
こちらの患者様をみて、皆さまどう思われるでしょうか。
虫歯も歯周病もありません。
ご本人様が、何とも思わなければ、治療介入の必要はないかと思います。しかしご本人様には訴えがあります。
『下の歯並びが気になる』『歯を真っ白にしたい』
上記の理由により、下の歯の部分矯正と、セラミック治療を行っております。
オーバートリートメントだ(やりすぎだ)! と思われる方もいるかもしれませんが、ご本人様はとても満足されています。
歯の形も丸くしてほしいとうオーダーも受けて、技工士の先生に立会いして頂いて作製しました。
また、審美歯科治は、セラミック治療だけではありません。
症例② 部分矯正治療
右上の犬歯がうまく生えてこなかった方です。
部分矯正にて犬歯を引っぱりだすことができました。(部分矯正希望であったため、ここで治療を終わっています)
次の症例も矯正のケースです。
症例③矯正治療
歯は一切削っていません。 矯正によって、前歯と前歯の間のスペースを閉じました。
症例④ ダイレクトボンディング
次の方も同じように、前歯と前歯の間に隙間があるのですが、矯正治療は受け入れず、樹脂にて審美回復をした方です。
侵襲は少ないのですが、セラミックに比べると劣化の心配がございます。
また、ホワイトニングも審美歯科のひとつです。
症例⑤ ポリリン酸ホワイトニング
先日もお伝えした、私の歯です。
ホワイトニングで歯が白くなるだけでなく、ポリリン酸の効果によって、歯がつるつるして、汚れが付きにくくなります。
症例⑥ セラミック治療(一部ゴールド)
また、次の方は治療途中のまま、引っ越しが決まり、そのまま放置していた方が、治療の続きをご希望された方です。
審美歯科治療を目的にご来院されたのではなく、結果的に、良い材料で修復することで審美的な治療になるケースもございます。
ただ単に見た目を綺麗にするだけでなく、良い材料には良い特性があります。
清潔に保ちやすいということ、壊れにくいということ。また、劣化しにくいということです。
症例⑦ セラミック治療&歯周外科治療
下の方は、保険の前歯のブリッジが変色しておりました。
プラスチックは劣化します。
また、ブリッジの歯がないところは、歯茎も凹んでおります。歯茎も審美的に治したいとい訴えもございましたので、歯茎の整形手術も行いました。
前歯を含む、咬み合わせの治療を行う場合は必ず、口唇や、顔貌と調和しているかも確認します。
また、前歯は、気づかないうちに神経が壊死している場合もあります。
幼少期に前歯をぶつけてそのままにしていた方で、特に痛みはないケースもあります。
症例⑧ セラミック治療
次の方は前歯が2本神経が壊死していました。 セラミック治療をご希望されました。
その際に、審美的にどこに問題があるのかを精査して、治療を行いました。
上記のように、審美歯科を行う場合のチェックポイントがいくつかございます。
場合によっては、矯正治療が必要な場合もあります。
最後に・・・
近年、審美歯科治療という言葉が独り歩きしているように思うこともしばしばあります。
番外編 症例⑨ 審美歯科の落とし穴
次の症例は当院に初めて来られたときの写真です。
見た目は綺麗なセラミックが入っていますが、設計に無理があります。
入れて一年も経ってないのに、全体が揺れていました。
また反対側の上の奥歯の治療は行われておりません。
無理な設計のブリッジは長くはもちません。
セラミックの歯をいれることだけが審美歯科ではありません。
セラミックを入れる前にすべきことがとても重要です。 それは、診断です。
根の状態は大丈夫か、ブリッジの設計は大丈夫か!!?
上記の患者様は、右上の奥歯がなく、どうしても左でしか咬めません。
ところが、、入れたセラミックの歯も揺れているため、きちんと咬めません。
きちんと咬めるようにしたい。けれど、見た目も綺麗にしたい・・・
ただ、治療費の予算の問題もございます。
そこで、この患者様を十分に相談した結果、今回は見た目の問題よりも、まずは咬めるようにしましょう。という治療計画を立案しました。
保険の材料で治せるところは保険で。インプラントのみ自費で治療を行いました。
前歯は保険のプラスチックを用いた差し歯です。
セラミックのような美しさはありませんが、ご本人様はよく咬めるということと、いつ歯が取れるのか!?という恐怖から解放されました。
まだ、下の歯で怪しいところはありますが、一旦治療を終えられました。
見た目も大切ですが、咬めるということもとても大切です。
しっかり咬めなくなると、食べやすいものばかり食べるようになります。
菓子パンや、うどんなどの炭水化物がメインの食事になりがちです。それでは十分な栄養が摂取しにくくなります。
優先順位を決めて、予算の範囲内で最も良い治療方法を選択することが大切です。
当院では、治療のゴールを設定してから治療介入いたします。
一見遠回りのようでるが、最もトラブルの少ない方法であると考えております。
長くなりましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございます。