歯がしみる4つの原因を徹底解明☆虫歯だけではないその原因とは?その②
→その①の続きです。
原因④金属をつけた後
金属は熱を伝えやすいため、神経にストレスを伝えやすいです。しかし、ゆるやかなストレスであれば、それに対抗して歯の内側から歯を守るシステムも働く(第二象牙質)ため、時間とともに症状が消える場合も多いです。
対策
金属を付けた後は、しばらく、熱いもの、冷たいものは避ける。
刺激が強すぎて、歯がじんじん痛むようであれば、第二象牙質が歯を守る前に神経の治療が必要になることもあります。
もっと良い対策は、セラミックなどで修復することです。セラミックは熱伝導性がひくく、神経に優しい材料です。
まとめ これらの共通点とは!??
以上4つの歯がしみる原因をお伝えしましたが、その共通点は・・・
『象牙質が刺激情報を神経に伝えている』ということです。
下の模式にありますように、青い矢印で示されているエナメル質という部分は刺激に強いバリアーです。
また赤い矢印で示されている象牙質は刺激を伝えやすいです。
言い換えると、象牙質が露出すると、しみます。
象牙質が露出し、しみるということは、とても重要なことです。
つまり危険信号を送ってくれているのです。 危険であるから、何か対策をとろう!というサインです。
またそれぞれの共通点として、神経の治療をすれば、しみるのは治まります。
しかし神経をとると、歯は弱くなります。
しみるという症状は人それぞれ程度が異なります。
Q・では神経の治療をするかしないかの判断は?
A・何もしなくてもじんじん痛むかどうかです。
冷たいときだけしみるのであれば、冷たいものを控えるようにすることで第二象牙質ができるのを期待できるからです。
また、虫歯がある場合は、冷たいのもを控えても、虫歯が自然治癒することがないので、虫歯治療を行いましょう。
長文になりましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございます。
気になることがございましたら、都営新宿線、半蔵門線、三田線から一本の千代田区・神保町タワー歯科までご連絡くださいませ。