バイオデジタル矯正ベーシックコース終了☆真のスピード矯正とは
こんにちは、神保町タワー歯科・矯正歯科の越智です。
1年間にわたって通い続けてきた、久保田先生のバイオデジタル矯正のベーシックコースを無事終了いたしました。
バイオデジタル矯正とは、矯正の手段でなく、治療計画を立てることに重きを置いております。
その中で、従来のワイヤー矯正では当たり前となっていた、『最初からほぼ全部の歯に装置を付ける』ということのデメリットを学びました。
複雑な装置は用いずに、シンプルな装置を用い、患者様の侵襲を少なくすることを考えております。
また歯を動かす量を最小限にすることで、治療期間を短くし、かつ後戻りを少なくすることが出来ます。
どのようにすれば最小限の移動量で最大の効果が得られるかを、3Dシュミレーションソフトを用いて診断します。
この診断が最も大事です。
インビザラインシステムも、3D診断は可能ですが、アライン社というメーカーが作製するクリンチェックというⅢDシュミレーションは診断は行ってくれません。
あくまで診断は各ドクターの責任のもと行われます。
この診断が適切でないと大きなトラブルを生むこともあります。
この3Dシュミレーションの作製が、とても重要なのです。
また、矯正治療のメインとなる、ワイヤーや、アライナー(マウスピース型装置)を用いる前準備が重要であることを学びました。
カレーを作るとき、野菜を煮込む前に、野菜を電子レンジでチンしておく、ことに似てるように思います。
少し前準備を行うことで、治療期間を大幅に短くすることも可能です。
最短での治療ゴールを目指し、その動きに最適なメカニクスを組むことが、真のスピード矯正だと思います。
この一年で本当に多くのことを学びました。
この久保田先生のベーシックコースと並列で受講していたアドバンスコースも次回で卒業予定です。
この一年で学んだことを患者様のために生かしていきたいと思います。